社労士は「手続き」だけでは生きていけない時代に

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社労士は「手続き」だけでは生きていけない時代に

社労士は「手続き」のプロですが、「手続き」そのものはコンピューターに任せる時代になってきました。
カンニング事件に揺れる将棋界と同じく、社労士界もコンピューターとの競争の最前線にいます。


社労士の「手続き」は本当に無意味なのか

「手続き」とは理論を現実化するための方法になります。
例えばTPP締結によって損害が出てしまう産業に補助金を与えるべきという経済理論が正しくても、その理論は「誰にどうやって補助金を与えるのか」という具体的な方法までは教えてくれません。
「手続き」があって初めて補助金を与えることができるのです。

源泉徴収のように、画一化した手続きならコンピューターに任せる方が早くて正確です。
しかし、働き方の多様性がうたわれる中で、いくつもの副業を持つのが普通になったらどうでしょう?

ダブルワークの場合でも労働時間は通算して計算されるので、1日8時間を超える場合は割増賃金を払わなければならなくなります。
割増賃金を支払うなら雇わないという状況もあるので、労働者はダブルワークを隠して就労しようとするでしょうし、雇用ではなく業務委託を選択することもあります。

このように画一的に扱えない問題が起こると、理論立てて考えることのできる社労士が多く必要になります。
まだまだ「手続き」のプロは必要なのです。